フェイスブックは破竹の勢いで世界中のローカルSNSを駆逐している

元記事:フェイスブックは破竹の勢いで世界中のローカルSNSを駆逐している

イタリアのデジタルストラテジストVincenzoが作成したソーシャルネットワークの世界地図がこちら。

この図によると、驚くべきことではないが、全136の国のうち、127の国でフェイスブックが1位となっている。

フェイスブックが1位となっている国は幅広く、南北アメリカ、アフリカほぼ全域、ヨーロッパ、
オーストラリア、そしてアジアの国の一部となっている。

8億人のユーザーを抱え、今なおユーザーが増え続けているフェイスブックは、各国に存在していたローカルの
SNSの地位を奪いつつある。2011年6月にはオランダでHyvesを、そしてブラジルでOrkutを蹴落とした。

日本では既存のSNSであるGreeMobageMixiを上回る成長を見せている。

ヨーロッパは世界中で最もフェイスブックユーザーがいる場所であり、その数は2.23億人に上る。これに、
アメリカの2.19億人、アジアの2.02億人が続く。

ロシアは他の国と少し情勢が異なり、2つの地元のSNS、V KontakteとOdnoklassnikiがフェイスブック
SNSの覇権を争っている。

各国で、SNSの2番手・3番手の顔触れは異なっている。

また、年ごとのソーシャルネットワークの世界地図はこちら。

[by spoly]
日本でフェイスブックが1位と調査してしまっているあたり、少し多国データの信憑性を疑うが、いずれにせよ
ユーザー数が8億人というのはまぎれもない事実であり、各国のローカルSNSを駆逐しているのはまぎれもない
事実であろう。

フェイスブックとの使い分けに適したSNSもあるとはいえ(ツイッターなど)、人の行動や表現の場所が
フェイスブックに集約されていくと、例えば検索最大手のGoogleの実は強力なライバルになり得たり、、と
いろいろな展開がありうる。

また、フェイスブックは個人のプライバシーに対関して、従来とは異なる考え方を受け入れるようにユーザーに
求めているが(それも8億人の規模で)、今後どうなっていくかも気になるところ。