アメリカのEC市場規模は1-3月期で443億ドル、昨年対比17%の成長

ネット調査会社のcomScoreが出したレポートによると、アメリカのEC市場規模は1-3月期で443億ドル、昨年対比17%の成長となっている。これはトラベル関連やオークション、車両や大規模な法人の購買、家々や求人関連を除いた、小売のEC市場の規模。


comScoreはデジタルコンテンツや購読料、コンピューターのソフトウェアや家電、宝飾品類や時計やイベントのチケットなどがオンラインでよく売れた製品と述べている。また、送料無料を含む全体の48.8%のオンラインでの購買が、ホリデーシーズン以外になされており、これは過去最大規模のものだ。1-3月期には、タブレットユーザーのうち38%がオンラインで何かを買っており、最も人気があったのは服飾となっている。

多くの小売業者がオンラインショップをタブレット端末に最適化していないというレポートがあるが、アメリカの消費者はスマートフォンであれ、タブレットであれ、デスクトップであれ、リアルの小売店であれ、同じ買い物体験をしたいと考えるようになってきている。タブレット端末向けにサイトを最適化する事は小売店にとってアドバンテージになる。

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