投票の動向を8億人のユーザーを抱えるフェイスブックで探る

投票の動向を8億人のユーザーを抱えるフェイスブックで探る

アメリカは選挙の季節で共和党の予備選が過熱しているが、もしあなたが人々が誰に投票するだろうかを
知りたいのならば、あなたはもっとも大きな情報源に当たりたいと思うだろう。

それは8億人以上のユーザーを抱えるFacebook(フェイスブック)だ。

ワシントンを本拠にするPOLITICOは、この事実のもとFacebookと提携し、
潜在的な投票者がだれに投票するのかのセンチメントを探ろうとしている。

この独占的な提携には、Facebook上で行われている会話を追跡して投票がどちらに向かうのだろうか、
ということをモニターすることも含まれている。

センチメントを分析するにあたり、ユーザーがユーザー自身を表明しているという事は、
なにも表明せずとも使えるTwitter上での分析に比べてはるかに興味深いものだ。

この提携では候補者に対しての発言がポジティブかネガティブかを識別するツールの利用も含まれる。


[by spoly]
ユーザーが実名で登録し、その考えや趣味嗜好が反映(表明)されていてかつ8億人ものユーザーを抱える
フェイスブックは、選挙に限らずあらゆる物事のセンチメントを探るのに非常に適している。

図にある各共和党候補者への言及の推移を見ると、1月3日アイオワ州党員集会での実際の得票率は
ロムニー氏:25%、サントラム氏:25%、ポール氏21%、ギングリッチ氏13%。
1月10日北東部ニューハンプシャー州予備選での実際の得票率は、
ロムニー氏:38%、ハンツマン氏:17%、ポール氏23%、サントラム氏:10%、ギングリッチ氏10%。

実際に投票という行動をするかという事や、これらの言及がポジティブかネガティブかに大きく寄るが、
予測精度はだんだんと高くなっていくと考えられる。