失敗から学んだ7つの事

スタートアップのBidzukuの共同創業者であるJoshua Haysがthe next webに投稿した記事より。このスタートアップの失敗から学んだ7つのポイントが記されている。


1.(株式について思い煩うのではなく)形ある何かを作れ。
何もないにもかかわらず株式について思いめぐらすのは、宝くじに当たる前にその使い道に悩むようなものだ。アイディアが少しあるという事は全く何も意味しない。とにかく形ある何かを作ることだ。


2.あなたは共同創業者と全く同価値である。
これは自分のアイディアとか、自分のお金だとか、自分の契約だとか自分のデザインだとかマーケティングだとか。。などの考えは横に置き、株式は半々でもつべきだ。結局のところ、共同創業者がいなければあなたは製品(やサービス)を作り出すことはできなかったはずだ。


3.MVP(Minimum Viable Product)を6カ月で作ること。18カ月ではなく。
新しいサービスを作る時に、私たちはあまりにも長い時間をかけてしまった。私たちがアルファバージョンを出した時、豊かな資金に裏打ちされた競合2社がサービスを出したが、その際に私は、その競合を打ちのめすための機能についてこだわり過ぎ、マーケットにサービスを送りだすのが遅くなってしまった。

私はサービスをリリースする際には、よくブランディングされ、洗練され、機能が充実し、完璧にバグが無いものを出そうと決心していた。しかしなんとかリリースにこぎつけた時に、銀行口座に預金は無く、お金を支払ってくれる顧客はおらず、疲れ果てたチームだけが残っているという状態に気付いた。

大事なのはMVP(リーンスタートアップで述べられている、最少の機能を満たして、自分の仮説が顧客に受け入れられるかを検証できるもの)をとにかく早くリリースし、その他のものは後回しにすることだ。その他のものを気にするのはあなた一人であると、私は断言できる。


4.頭がちぎれるほど読む。
私は昔から読書が嫌いだったが、私が犯した過ちのうち少なくとも半分は、リーンスタートアップ関連の本などを読むことによって犯さずに済んだであろうと言える。ただ、他の多くの起業家と同じく、私も忙しすぎたのだ。。言い訳は辞めよう。どんなに忙しくても、トイレに座ることはあるだろう?


5.名刺を作るならタコスを買え。
とにかく、新しく作ろうとしているサービスの本質にかかわる事以外にお金をかけるべきではない。たとえそれが名刺であっても。そして、けっしてTシャツを作ろうなんて思わないでほしい。それよりも、おいしいタコスをチームに買ってあげるべきだ。


6.より多くの時間を人と過ごすべき。
私は1日20分程度しか友人・家族と過ごす時間を作らなかったが、「私はスタートアップのために生きている」と言い訳していた。あなたは、あなたの人生にいる人々と時間を共にするべきだ。素晴らしいアイディアに期限は無いが、人々は去っていく。


7.失敗を恐れることなく、予期する。
起業家に必要な資質の一部には、失敗を受け入れることがある。もちろん、それが非常に難しいことも分かっている。私は楽観的になったり、これ以上ないというまで努力することを否定しているのではなく、失敗は高い確率で起きるものであり、それが予期される時にはそれに対処するための行動を取れるようになるのだということを言いたい。

ウェブ上に転がっているイグジット話などに騙されないでほしい。私が知る限り、1度も失敗していない起業家はいないと言っていい。失敗した時、あなたは人々を失望させ、自分に疑問を抱き、全てが終わったように感じるだろう。。。だが、そこから体勢を立て直し、再び試みることによって、あなたは成功できる。これが私が学んだことだ。幸運を祈る!