フェイスブックが「いやだ」ボタンの設置を検討中

元記事:フェイスブックが「いやだ」ボタンの設置を検討中

フェイスブックS-1書類IPOを行うにあたり、SEC(証券取引委員会)に提出する書類)によると、1日当たり27億回のいいね!とコメントが生成されているが、フェイスブックは「いやだ」ボタンを設置することにより、この数字を倍にできると考えている。

レディーガガやマンチェスターユナイテッドなどのフェイスブック上のメジャーなページには、いいね!をしている人が2000万人を超えているが、「いやだ」ボタンが設置された場合、簡単にこの数字を抜き去ることになるだろうとフェイスブック社内では考えられている。

最初のいいね!ボタンが登場した際、Mark Zuckerbergはウェブ全体で10億以上のいいね!が最初の24時間で付くと予想していたが、「いやだ」ボタンが設置された場合、最初の24時間で倍の20億の「いやだ」が付くことになるだろうと予想している。フェイスブックが示した悲しい事実によると、人はネット上で何かを好きになることよりも、嫌いになることの方が多いという。フェイスブック内では、このボタンを「Hate」(きらい)にすべきか「Dislike」(好きじゃない)にすべきかが今も議論されている。

また、フェイスブックは他にも「Meh」(まあ。。そんなに関心は無いけど)「Love」(大好き)「Who Cares」(どうでもいい)「+11」等のボタンの設置を検討しているが、ボタンが増えすぎることを懸念する声もある。


[by spoly]
いいね!ボタン1つに絞った(ユーザーが迷わずに押せる)事により、これだけ一気に広がったという側面があると思うが、逆にこれだけの規模になれば多少の分散はあっても、よりコミュニケーションが増える事の方のメリットを考えているのだろう。「いいね」はポジティブなものなので企業に対しても提供しやすいが「いやだ」もまたマーケティングデータとして提供して行くことになるのか。

フェイスブックのS-1書類の中にはOur Size and Scaleという項目があり、いくつかの数字が載っているので抜粋。MAU(Monthly Active Users : 月当たりのアクティブユーザー数)が8.45億人、モバイルアクセスのMAUが4.25億人、1日当たり2.5億枚の写真がアップされ、27億回のいいね!とコメントが付けられている。(数字は全て2011年12月のもの)