2011年、VC(ベンチャーキャピタル)の投資はこの10年で最も多額だった

2011年、VC(ベンチャーキャピタル)の投資はこの10年で最も多額だった

プライスウォータークパースとアメリベンチャーキャピタル協会による最新のMoneyTreeレポートによると、
2011年はVC(ベンチャーキャピタル)によるネット関連企業に対する投資はこの10年で最も多額だった。

2011年、69億ドルが997のネット関連企業に投資されており、昨年と比較して金額で68%、企業数で24%の
伸びであった。(2010年の投資は、41億ドル、807の企業に対してなされた)

VC全体の投資に対するネット関連企業の比率は24%となっており、昨年の10%を超えた。


しかし、上図をよく見てみると、この2011年の投資はQ2の大きな伸びによって牽引されたことが分かる。
参考記事はこちら)

さらに興味深いデータとしては、シードとアーリーステージへの投資が、2011年は過去7年間で最も
高かったという事だ。

全ての投資件数、3,673件のうち50%近くの1,810件はこれらのステージへの投資となっていた。

[by spoly]
シードとアーリーステージへの投資が増加しているという事は、これからますます多くのベンチャーによる
多様なサービスが産まれてくることを表している。また、これらへの投資はよりリスクを取ることになるが、
アメリカではそれを認める風向きになってきているということも考えられる。