Skypeの長距離通話量の伸びが著しい
インターネットはあらゆるものの価格を引き下げており、もちろんSkype(スカイプ)もその一つだ。
スカイプは電話会社から「全ての」成長を奪い始めている。
・国際電話のトラフィックの伸びは急激に落ちている。上図にあるように、
2011年には成長率はわずか4%であり、4,380億分の通話がなされた。
これは、業界が長い間保っていた平均成長率13%を大きく下回るものだ。
・それに対し、スカイプの国際電話のトラフィックは伸び続けている。
ビデオ電話を含むスカイプ同士の通話は48%成長し、1,450億分の通話と見積もれる。
電話会社の通話量の方が、スカイプの通話量の3倍であるが、成長率の差は著しい。
スカイプは、470億分の通話量が増えたとみられ、これは他のすべての電話会社の量を
合計したものの、さらに倍以上となっていると考えられる。。
・もちろん、スカイプ以外にもTake MeやFaceTimeなど、代替手段はたくさんある。
[by spoly]
スマートフォン保有者が増大し、アプリでもだいたい出来るようになると、
電話会社が長距離電話から得られる収益はさらに減っていく。
もっと以前からと比較してみたいが、長距離電話がこれだけの成長率があったことは、
Globalizationの進展の一つの形ともいえると思う。